社会

書くことを再開してみよう。リハビリ

気づけば1年以上更新していませんでした。書けることはいくらでもあったのですが、こちらに書くモチベーションがなかった。 一言で言えばそんなところ。それでも再び書いてみるのは、「焦り」が一番の要因かな。二人の子どもが学校に行きはじめ、今まで仕事…

軽症鬱に関しては今のところ効果的な手段は存在しない

先日、心の健康と自殺予防を考えるメンタルヘルス・シンポジウム に参加してきました。「認知行動療法」について実践をしながら、最新の動向を学んできました。 今まで学んだことを再認識しながら、感覚的に感じていたことを改めて確認できる講座でした。講…

「公助より共助」 条例があっても地域に繋がれない人は取り残される

2014年7月12日のタウンミーティングより。(仮称)流山市地域支え合い活動推進条例(案)|流山市について。説明を聞いてきました。今回も「健康福祉」がテーマなので若者は少な目。 (若者も関係あるんですが) その分?内容が参加者にマッチしていることも…

講演 「伝える医学 伝わる医学」 at 東大医学部五月祭 2014.05.17

ゆうきゆう×石川善樹×瀬尾拡史 3名の講演の後、パネルディスカッション。それぞれ全く違う経歴で、同世代ぐらいの若い先生。 これだけの逸材を呼べるのはさすが東大。3人とも30分という枠での講演が驚異的に面白かったです。 人前で話すという点だけでも学ぶ…

経済では幸福や豊かさははかれない 山崎亮×藻谷浩介の対談本

studio-L代表の山崎亮の話から紹介された藻谷さんとの対談本を読みました。藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?posted with amazlet at 14.03.06藻谷浩介 山崎亮 学芸出版社 売り上げランキング: 54,915Amazon.co.jpで詳細…

International Open Data Day 2014@流山 ファシリテーションしてきました→感想

International Open Data Day 2014@流山というイベント内でファシリテーションをしてきました。今まで学んだことをフルに活かすべく、あの手この手を使いました。「準備を手伝ってもらったり」 「お茶菓子をすすめたり」 「発表にA4用紙を使ったり」 「発表…

International Open Data Day 2014@流山 アイディアソンの手の内

International Open Data Day 2014@流山というイベント内で「当日のファシリテーション」と「アイディアソン(グループワーク)の進行づくり」に参加しました。話を受けたのが一週間前で、与えられた90分という枠は真っ白でした。 グループワーク(アイディ…

家族の役割を見直そう 見直す3つの理由

家庭内の仕事(家事、介護・看護、育児、買物など)は「無償労働」と言われ、日本では多くの部分を女性が担う傾向があります。2011年の内閣府の推計によると。 2011年における15歳以上の一人当たり年間無償労働時間 女性 1381h/年 男性 284h/年金額に換算…

待合室から社会を変える

病院や診療所の待合室。どれぐらいの数があると思いますか?30万か所以上あるそうです。それに薬局の5万か所を足すと、全国には35万か所もの待合室があるそうです。 では、その待合室をどれぐらいの人が使っているか。平成23年度の患者数調査では、外来患者…

消費税をあげると病院経営が悪化する 損税の話

「消費税をあげると病院経営が悪化する」ということを知っていますか?『ん?増税で生活費を圧迫するから患者が減る?』いえいえ。仕組み上、消費税を増税するとからなず医療機関は原価が嵩むようになっています。 医療機関が診察で受け取る診療報酬。 診察…

「埼玉の医師数は京都の半分」 平成24年(2012年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況

厚生労働省より2012年末の医師・歯科医師・薬剤師数の発表がありました。 それによると、 「医師数が初めて30万人超え」 「5人に1人は女性医師」 「小児科、産婦人科・産科は医師数増」 ということで、大学医学部の定員増などで医師数は増加し、医師不足が懸…

日本人は満足しない性格

日本人は医療や自分の健康について不満が多い。というデータがあります。 これに関して調べていると面白い資料がありました。 『なぜ日本人は世界一素晴らしい医療に世界一不満を持つのか?』 医学部 1 年 田中 健一2011年度名古屋大学学生論文コンテスト 優…

夜間休日に病院へ行く際の3つの心得

夜間休日に病院へ行かないに越したことはないですが、 怪我や病気はいつでも時間を選びません。 特に子どもは夜になると体調が悪化することが多いですよね。なので病院も24時間対応する病院があり、私たちは夜中でも病院に行くことができます。しかし、夜間…

インフルエンザワクチンが効かなかったのは、予想が外れたわけじゃなかったの!?

昨冬のインフルエンザワクチン、効果減弱の理由:日経メディカル という記事がありましたのでご紹介。昨シーズンはインフルエンザの集団感染のニュースが多くありました。 高齢者施設で特に多かったようですが、ワクチンを接種していた入所者が発症した例も…

日本の医療費も資産も消費もシニア世代が握っているが格差も大きい

国民医療費をみると、全体の医療費の55.6%が65歳以上 (平成23年度 国民医療費の概況より)です。そして二人以上の世帯のうち、日本の貯蓄の6割を60歳以上が保有し、人口の5割が60歳以上です。家計調査年報(貯蓄・負債編)平成24年より総人口では65歳以上が…

日本の今後の医療費を年齢階級で考える

2011年度の日本の医療費は38.5兆円です。 毎年1兆円ずつ増えると予想されており、今後も医療費は増え続ける方向です。 2011年度も過去最高の医療費を記録ました。 医療費の内訳を年齢別にみていくと、今、日本の置かれている状況がどれだけ緊迫したものかわ…

自治体の医療費助成は多い方がお得?でもない

乳幼児、予防接種などには自治体による助成制度があります。乳幼児の医療費で言えば、元々は「2割の自己負担」となっています。 そこから「都道府県」の助成が入り、さらに「市区町村」ごとの助成が上乗せされ、 最終的な自己負担の医療費が決まります。その…

かかりつけ医の闇の歴史 家庭医は儲からない?

『家庭医と総合診療医(とかかりつけ医)の違い』について書いたところ、「かかりつけ医」という意味不明な言葉が流布し、家庭医という言葉が忌避されて来た背景には不幸な歴史がある。ということを紹介していただきました。総合診療医普及のカギは報酬制度 …

時間軸でワークライフバランスを見直してみよう

イクメンイクメンというが、世間では家事育児の男女比はどうなっているのか? 『平成23年社会生活基本調査』をみると、時間軸でとてもわかりやすいと思います。まず、家事時間。 30代以降の女性の家事時間が4時間を超えていることに驚き。 それに引き換え、1…

日本の病院数がもっと少なかったら

前回のエントリーで書きましたが、日本の医療危機の根底には、 「病院の数が多すぎる」 ということが言われています。単純にリソースが分散しているので、集約すれば無駄が省けるのはすぐにわかりますが、 過去にあった事件に関して、もし「病院数が少なかっ…

『日本の医療危機の真実』を読んで

日本の医療危機の真実 という本を読みました。心臓外科医の南和友氏の対談をまとめた本です。 (ドイツ・ボッフム大学永代教授、医療法人北関東循環器病院院長)日本の医療危機の根底は、一言でいえば「病院の数が多すぎる」ということです。 ドイツと比較し…

ベビーベットの代替品と言えば・・・

フィンランドではベビーベットの代わりにダンボールを使うそうです! それが世界トップクラスの乳児死亡率の低さの要因になっているとか。ベビーベットは場所をとるし使わなくなったら邪魔。 布団だと蹴ってしまったり、きょうだいやペットが心配。衛生的に…

子どもの死因1〜3位 (平成24年)から 親ができる簡単なこと

日本の1歳未満の赤ちゃんがなくなる確率(乳児死亡率)は1000人当たり約2.3人。 今から30年の1983年を調べると6.2人。医学の進歩によりたくさんの命が救えるようになりました。 これは世界でもトップクラスの数字です。厚生労働省 平成24年人口動態統計月報年…

40年続く、変わらぬ医療問題

医療問題は医療提供側から検討されることが多く、受ける側からの視点が欠けると言われています。消費者庁のHPに、消費者の立場からみた問題がうまくまとめられていました。「消費者の立場からみた医療問題について」この中に下記のような記述があります。 5 …

子ども医療費助成の自治体格差をなくすなら一律有料で

子ども医療費助成制度は自治体により差がありますね。 完全に無料な自治体もあれば、3歳までという自治体もあります。 国としては3歳までは2割負担としていますので、それ以上の助成は自治体が財源を出しています。 もとは税金ですから、自分で払っているわ…

相手のニーズに合わせよう 「記帳は手書きでする時代じゃない」

先日青色申告会が主催する「会計ソフトによる記帳指導」というものを受けてきました。 私は会計ソフトの選び方。ソフトがいくつか出ているので、それぞれの違いなどを確認しようと思い、会計ソフトの購入を先送りしてこの日を迎えました。会場につくと十数名…

流山市第2回子ども・子育て会議を傍聴してきました

今回第2回をむかえる流山市子ども・子育て会議を傍聴してきました。流山市の場合は電話またはメールの申込にて傍聴できます。 私は気づいたのが2日前だったので電話しました。 実際の傍聴者は私以外の1人で計2人。開始10分前に受付を済ませるように言われた…

PTAは楽しいのか?パパが関わる意味は?

先日初めてファザーリング・ジャパンの座談会(飲み会)の参加してきました。テーマはずばり「PTA」息子は年中なので、再来年になりますが、他人事ではありません。 まだ「PTA」がなんなのかもよくわからずに参加しましたが、役員経験者の方も多く、実体験か…

生活保護者の医療費負担の問題は受け皿がないこと

前回エントリーの続きです。生活保護者が医療を受ける場合には、むしろ「生活保護者も一部自己負担すべき」。という医師の方が多数派です。という話。その理由は、 「生活保護費の半分が医療費」という問題があるからです。生活保護受給者の医療費無料は不公…

70〜74歳医療費を2割に引き上げても生活保護者の医療費は無料だし、もっと別の問題がある

社会保障制度改革の中で、70〜74歳の医療費引き上げが話題になっています。70〜74歳医療費、来年度にも2割に引き上げ : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)さすがに医療費も問題が知れ渡ってきたのか、最近ではお昼のコメンテーターも 「やむを得な…