2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

医師アタマとITアタマ

「医師アタマ」との付き合い方―患者と医者はわかりあえるか 尾藤誠司 を読みました。最初に絵画にたとえ、医師の頭の中は「モンドリアン」で一般の人間は「モネ」だというだという話がありました。これを聞いて半IT業界に身を置いている?、 論理的?効率重…

患者としての心得

ちょっと前まで患者はどうあるべきか。 なんてことは考えたこともなかったのですが、 医療の問題を少し勉強して、医療の方から考えてみると 本当に色々至らなかったなぁ、と反省し通しです。最近よく聞くのでいくつかご紹介したいと思います。【新・医者にか…

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

以前にマネジメントのエッセンシャル版を読んだときに、 これを読んで病院版みたいな発想を考えていたのですが、、、なんか思っていたものとは違いました。 (感想はこちらに書きました)小説書く気だったわけじゃないので、 「マネジメント」の方を病院に適…

『知ろう!小児医療 守ろう!子ども達』の会 第一回勉強会にその他感想雑記。

第一回勉強会にその他感想雑記。まとまらないけど、書きたいことをさらに。・のぶさんの話のうまさ、パワーポイントの作成に感心しました。よく私が感じるのは文字を詰めすぎたり、 細かい引用データをそのまま貼り付けてしまう。そういった事をすると資料を…

医者の告げる事実と宣告された患者のイメージ

勉強会感想続き。日本の出生数がおおよそ100万は知っていたのですが、 中絶数30万件というのに驚きました。また生まれてくる子どもに障害がある場合の世界での中絶率は48%と 約半分の子どもが中絶されることになります。今回はその数がどうだということでは…

『知ろう!小児医療 守ろう!子ども達』の会 第一回勉強会に参加してきました。 場所は先日出席したペイシェントサロンのみのりCafe。 患医ねっと代表ののぶさんのお話でした。この中で「人生の軸」という話がありました。自分にとって「人生の軸」というの…

流山でのパパ講座

地域でのつながりというのが全然ないなと思っていたのですが、 ちょうどいいのが出てきました。 市内のNPOによる父親講座みたいなものなので、 開催は9/30から全6回。どうにかそこに小児医療の話を組み込めないか、 お願いしてみようかなぁと思います。ダメ…

医療に対する意識調査と統計手法

以前のエントリーで 日医総研ワーキングペーパー 『第4回 日本の医療に関する意識調査』 日本医師会総合政策研究機構 江口成美(2012/4/17)を紹介しましたが、日医総研の資料ばかりになっているので 日本医師会の回し者ではないということで(当たり前)、 …

マネジメント(エッセンシャル版)

今更ながらマネジメント(エッセンシャル版)を読みました。冒頭に無数の経営書も「マネジメント」が既に提起していた問題だ とあり、確かにその通りかもしれないのですが、それゆえに、 一度は聞いたことがあるような内容も多く、 それ以外は難しく、集中力…

年齢別の医療費のボリューム

今回は「医療保険データベース」から「年齢階級別一人当たり医療費」 をみてみたいと思います。これをみると乳幼児より高齢者のほうがとても費用がかかる。 というイメージなのですが、如何せん人口が載ってない! 母数がわからないと・・・ということで人口…

難病指定の意味

先日「難病のこども支援全国ネットワーク」 というものを紹介していただきました。しかし自分たちが必要にしているかというと いまいちピンとこない。というのも多分、娘は今はとても元気だから。なんだと思います。 病院の費用なども子ども医療費助成で十分…

医師は名刺をもらったらどうするのだろう

先日ペイシェントサロンで初めてお会いした、鈴木信行ことのぶさんの 「のぶさんの患者道場」の記事から頂きます。今回は名刺つながりで「名刺を使ってコミュニケーションを!」先日初めてお会いして、その際に名刺の話が出ました。 「調度次回の記事は名刺…

30日突破

1日1本ペースをなるべく心がけ、 どうにか30日分を突破しました。なんだか書くこと探しになることがあったり、 ほぼ毎日という制約が結構しんどいと思ったこともあるのですが、 まだネタが尽きる感じはないので時間さえあれば書けます。この30日で思ったこと…

名刺の作成

先日初めて仕事以外の自前の名刺を作りました。自宅のプリンタで作りましたが。 年賀状作るぐらいの感覚で出来ました。事前準備は 1.プリンタに対応している用紙を調べる(サイズ・厚み) →できればカットの必要のない名刺サイズの用紙 2.用紙に対応している…

胃腸炎には点滴より経口補水液

『知ろう!小児医療守ろう!子ども達』の会の方から ORT経口補水療法 についての情報があったので、 いまさらですが、一筆。出典は下記です。 日本小児救急医学会シンポジウム 「小児脱水療法と経口補水療法(ORT)のこれから」 上村克徳先生(西神戸医療セ…

患者会についての考えをあてはめる

先日のペイシェントサロンで勉強してきたものを 娘の疾患にもあてはめてみました。患者会について勉強してきました #娘の病気は患者数が少なく、患者会などは特に存在していません。 #そこでせめて情報だけでもと思い、サイトは立ち上げました。次はこれを…

第7回 ペイシェントサロン

やっと初めての活動らしき活動のエントリーです。 みのりCafeで行われた第7回ペイシェントサロンに参加してきました。 テーマは「社会資源の患者会を活用する」スピーカーは「日本患者会情報センター 代表 栗山真理子さん」です。同じ疾患の子の親は何を求め…

急性期医療における平均在院日数 OECD2010データから

これで最後にしようかな「医療関連データの国際比較2010」「急性期医療における平均在院日数」という項目も 日本はダントツ1位です。日本 18.8日 平均6.5日関連して「人口1,000人当たり急性期病床数」でも1位。日本 8.1床 平均 3.6床それぞれ国ごとにカウン…

CTと平均寿命 OECD2010データから

まだひっぱります「医療関連データの国際比較2010」 - 日本の平均寿命の長さについて、 OECDは「循環器系疾患による死亡率の低さによる」としている。 必ずしも因果関係を示したものではないことに留意する必要があるが、 日本において、急速に普及したCTス…

日本の医師・看護職員数と受診回数 OECD2010データから

引き続き「医療関連データの国際比較2010」人口1000人当たりの日本の医師数が2.2人で、 OECD加盟国平均の3.1人を大きく下回っている。というのはいたるところで出てきて知っていたのですが、 看護職員数については平均9.1で、日本は9.5人。 平均よりちょっと…

医薬品費その他非耐久性医療財の割合 の意味

今回も「医療関連データの国際比較2010」からですが、 16ページにある - 日本の総医療費に占める医薬品費その他非耐久性医療財の割合は20.1%(2007年)であり、OECD加盟国のうちデータのある28か国中10位である。 - の部分です。 =人件費などを圧迫してい…

日本の医療費と公的医療費の比率 OECD2010データから

以前も紹介したのですが、日医総研のワーキングペーパーが面白いです。今回もその中から「医療関連データの国際比較2010」を読んでいて、 (元は「OECD Health Data 2010」なんですが、分析されたもので、 特に英語が苦手な私にはとても重宝します) 日本の…

再生医療と出生率

先日の日経の記事から気になる2つを。・再生医療の早期実用化を狙って規制緩和の検討 先日のニュースをテレビで見てとても気になってました。 「左心低形成症候群」という病気での話だったのですが、 移植しか助かる道がない子どもは、日本ではほぼ生体部分…

勉強会みたいなもの

できることを色々考えてみてます。 なかなか自分一人で平日仕事をしながらできることは少ないので、 まず地域の勉強会などあれば参加してみたいなぁ。と思ったのですが、あまり近隣では見つからず。 東葛地域では「東葛クリニック」で行われている 透析勉強…

子ども・若者白書 不安な若者

若者80%が収入に不安 子ども・若者白書まさに「絶望の国の幸福な若者たち」にもあった、 明るい未来を描けない若者の現状だと思います。人は今より明るい未来を描けないとき、 現状に満足するようになる。 不満はないけど不安がいっぱい。「厳しい雇用情勢…

医療費の地域差(医療費マップ) 千葉が最安

厚生労働省の「医療保険データベース」というのに辿り着いたのでこちらを題材に。今回は「医療費の地域差(医療マップ)」で千葉県を調べてみました。地域別でみる私が住む千葉県は・・・なんと!最も医療費が安い。これは驚き。がんばってるじゃないですか…

医療保険データベース

今回はいろいろ調べているうちに 厚生労働省の「医療保険データベース」というのに辿り着きました。「医療費の地域差(医療マップ)」とか、「年齢階級別一人当たり医療費」とか、 いかにも面白そうなデータがあります。それぞれの内容はおいておくとして、 …

はてなダイアリーのページビューとgoogleアナリティクスが全然一致しない理由

はてなダイアリーのページビューの増え方が明らかにおかしい。 (左サイドバーの一番下のほうに設置) 初めてすぐにすごい勢いで増えていく。そして後から設置した googleアナリティクス(googleのアクセス解析ツール) の結果と全然一致しない。考えられる理由…

流山市 平成22年の子ども医療費助成の分析 その2

前回の続き。 知りたい内容があったので、 市役所のホームページから担当の課に質問してみました。回答がありましたので補足と、分析の続きです。まず医療費計を事業費計を間違って扱っていたので修正します。 (事業費は諸経費を含んでいたので、今回は扶助…