病院には機会損失がないですよね?
先日のペイシェントサロンでも「待ち時間」という
キーワードは何度か出てきました。
利用者の不満No1ですからね。
さて、ここで話題に挙げた話。
「病院って機会損失という概念がない」
ですよね。
患者は嫌でも行かないといけないし、
どんだけ待たせても待ってくれるし。
機会損失って何?っていうと、一番よくあるたとえが
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新人の店員さんが新商品の売り場づくりをして、
発売日当日。商品は大盛況にてお昼過ぎには完売。
大成功!と大喜びしていたのですが、
それに気づいた上司は大激怒!!
さて、なぜでしょう?
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というのが、定番だと思います。答えは、
もっと仕入れていればもっと売れたから。
残りの営業時間でモノは売れたし、
お客さんはがっかりしないで買って帰れたはずです。
機会損失とは商売のチャンス(機会)を逃す(損失)ことです。
なのでビジネスというか、小売業などでは
当たり前に対応しているはずです。
だから天気から日にちやら、近所の行事まで分析した
POSシステムが発達したりしているのです。
飲食店であればよくラーメン屋さんの話がありますが、
行列のできるラーメン屋さんがあるとします。
その行列をみて、帰る人。たくさんいると思います。
並ぶと繁盛店に見えますが、でもこれは機会損失なわけで。
本当はそれを処理し切れるお店のキャパ、採算性があるのがベストです。
そう考えると(細かい条件を無視すると)
客を待たせる=利益が減る
ということになります。
でも病院ではどんだけ待っても、皆さん診察受けますよね。
私も数時間待つことは経験したことがありました。
途中で帰る!って言っても、日を改めたって待つのは一緒です。
そういった中で真剣に病院が対応しているか。
というとそう思えない。というのが大概の人の感覚です。
私の感覚でも、
真剣に待ち時間を計測している病院があるか?
待ち時間に合わせて対応を変えている病院があるか?
診察所要時間のボトルネックは何か調べている病院はあるか?
と思うのです。
今待っている患者が何分待ってるかなんて
おそらく誰も知らないですよね。
多分そこに気づくことが最初なのではないでしょうか。
長くなってきましたが続きます。