これからの日本、経済より大切なこと 池上彰さんが好きな理由

世界と比べて日本は十分豊かな国で地方格差も少ない。
しかし、認められてるいるのは経済であり文化ではない。

全国の学力テストの結果が都市部に集中していない。
1億人を超える国では類をみないことである。


時間軸を長くとること。
そうすると見えるものが変わってくる。

日本は昔は格差のある国だった。
江戸時代の士農工商はもちろん。
格差がなかったのは高度経済成長の後の一時的なもの。

凶悪犯罪も身内殺しも昔の方が多かった。
いじめだってニュースにならなかっただけだ。

ニートが増えたのか?
大家族時代は働かない人が家に1人いても支えられた。
大家族はセーフティーネットでもあった。
ただ、その時代に戻るのがいいといのは別の話。

ホワイトカラーのバランスが悪い。
日本人が勤勉になったのは1940年体制からで、
明治時代の日本人はその怠けぶりに驚かれた。

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池上彰さんの著書は本当にわかりやすい。
でも私が好きな理由はそれだけではない。

頭の固い同年代の人たちをさとす姿勢

NHK職員がマスコミを平然と批判すること

これはかなり自分というバイアスがかかっていると思う。
だけどいないんだな。そういう人が。

そして自分と同じく

「人に何かを教えるのが好き」

ということ。

自分は教えられる程のことはあまりないですが、池上さんはこの年になっても自分であちこちに行ったり、様々な人に会って、それをみんなに教えてくれている。
そして好きな本を読んで、本を書いている。

なんて素敵な人生なんだろう。