年途中に退職→独立(フリー、個人事業)した人の確定申告 確定申告書の書き方

年途中に退職→独立(フリー、個人事業)した人の確定申告書の書き方。
前回のエントリー
「年途中に退職→独立(フリー、個人事業)した人の確定申告 必要なものと心構え」
の続編です。


確定申告書は金額表になっている「第一表」と手書き感あふれる「第二表」があります。
全体の記入サンプルを使って、収入ごとに記入方法を書いていきます。

まずは在職中の給与と独立後の事業の決算と、2つ数字の書き方についてです。

■会社でもらった給与は源泉徴収票の金額を書き込みます。

<第一表>
所得金額の「給与⑥」に「支払金額」
税金の計算「源泉徴収税額(42)」に「源泉徴収税額」

<第二表>
「所得の内訳」欄に企業名と「支払金額」
(所得の種類は「給与」、種目の欄は「給料 会社名」を書きます)


■次に独立後(フリー、個人事業)の決算の数字を書きます。

<第一表>
収入金額等の「事業営業等(ア)」に収入金額
所得金額の「事業営業等①」所得金額(収入―経費)

私の場合は第二表は源泉徴収を受けている所得がなく、
収入が少ない(そもそも所得としては赤字[マイナス]だった)ので未記入で提出しました。

■その他
<第一表>
基礎控除(24)はすべての人が受けられるので、未記入の場合は「380000(38万)」と記入しましょう(記入済みの場合は不要・平成25年)。

住宅ローン控除が受けられる人は
住宅借入金等特別控除(30)に「住宅借入金等特別控除申告書」の控除金額を。
→提出時「住宅借入金等特別控除申告書」「住宅ローンの年末残高証明書」が必要です。

青色申告決算書を作成し、対象になる方は
青色申告特別控除額(51)に「650000(65万)」(または対象額)を記入。
(対象は事業所得なので給与所得の対象にはなりません)

■計算欄
上記画像の青枠の欄は計算結果を記入する欄で、必須入力です。

最後に、還付を受ける方は受取口座の情報を記入しましょう。