年途中に退職→独立(フリー、個人事業)した人の確定申告 必要なものと心構え

確定申告がはじまりましたね。私ははじめての確定申告です。

退職した人(そのまま就職しない)、フリーランス個人事業主)で青色申告の例はよくあるのですが、私のように年の途中に退職し、独立(開業届と所得税青色申告承認申請書を提出した)したケースの情報は意外と少ないのでまとめてみます。

ややこしく思ったのですが、わかってしまえば意外と簡単で必要な準備も少ないです。

もしこれで数万円取り返すことが出来るならやらない手はありません。
戻ってくるのは源泉徴収票に書かれている源泉徴収税額です。

独立後の事業の所得が少ない、もしくはマイナスという方は、
働いていた時に源泉徴収されていた額が全額戻ります。

これを「還付を受ける」といいます。

税務署の職員は、確定申告に来た人の殆どを
源泉徴収の還付を受けに来た人」だと思っているのか、
言われた時、私は「?」と思ってしまいました。

一応事業主として出しに行ったつもりだったのですが・・・
赤字で青色申告はする必要ないと思われてるか、ただの退職者扱いでした。

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さて、まず確定申告に必要なものです。

1.確定申告書
2.源泉徴収票
3.青色申告決算書
(4.住宅ローン控除の書類)

「確定申告書」は記入方法など税務署から一式送られてきます。
私の場合は2月の頭ぐらいだったでしょうか。記入の仕方は次回以降に。

源泉徴収票は退職した会社に発行してもらっておきましょう。
原本を専用の台紙に貼って提出するので、必要に応じてスキャン・コピーしておくことをお勧めします。

青色申告決算書」は会計ソフト(freee)を使ったおかげで一瞬で作成できました。

「住宅ローン控除の書類」は、私の場合はローン残高があるため。
「住宅借入金等特別控除申告書」と金融機関から送られてくる「住宅ローンの年末残高証明書」が必要です。これは在職中に提出していた通りに記入し、確定申告で提出するだけです。

もし会計ソフトを使っている、または開業届と所得税青色申告承認申請書を提出していなければ、
「確定申告書」のみがハードルです。

これが手書きでひとつひとつ読み進める必要があるので、かなり面倒なのですが・・・

わかれば簡単。

税務署のイメージは「申告をチェックして正しい数字を出させる」というイメーイでしたが、
より多くの方にスムーズに提出してもらい、数をこなす方が優先。
のようでうるさくは言ってきません。

意外とゆるく、そしてチェックして教えるのが当たり前だと思って対応してくれるので、身構えなくてもOKです。構えるとしたら「並ぶこと」。とにかく混むことだけは覚悟がいるかもしれません。。。

次回は
「年途中に退職→独立(フリー、個人事業)した人の確定申告 確定申告書の書き方」
にて実際の書き方です。