地域医療を守るには地域を活性化させること in 地域医療住民活動シンポ2013 2日目全体発表

地域医療を守り育てる住民活動全国シンポジウム2013に参加してきました。
(2013なのは昨年台風で延期になったため)

2日目は1日目のグループワークを発表しました。
全体で多かったのは

「地域の病院を守りたい」「地域活動を活性化させたい」
この2つの意見が多かったのですが、共通していえる対策の中で

「地域に魅力を」

ということが特に印象に残りました。

地域に魅力がなければ医療者が集まって定着せず、結果的に病院は守れません。
地域活動を活性化させるなら、住民の地域への帰属意識を高めることが必要です。

「地域医療を守る」というと、住民の地域医療への理解。という感じで、
地域医療機関と住民の直接的なやり取りが連想されていました。

しかし、今回「地域医療」というか「地域」のコミュニティーの問題で、
「医療」の前に「地域」なんじゃないか?と感じました。

健康意識・医療知識を高めるのも、一番の担い手は住民自身。
住民同士の口コミが一番強かったりします。

私の住んでるまちは新しいので、新住民が多く、まだ地域への愛着が薄い。
そして、そもそも「医療」は「地域のもの」という感覚を持っているのか?

特に自分の身に置き換えると子育て世代とか・・・
地域の帰属意識が低く、口コミが期待できない気がします。

この問題に対する回答は出ませんでしたが、共感した対策方法が

「小学校で教える」

ということ。小学生なら家に帰って、家族で話すことも期待できます。

糸口は少ないですが、この世代はまず「地域医療」というより、「地域」へコミットさせることが先だと思います。


(地域に住民を入れて、医療があることを認識する)

「地域」の重要性をこんなところでも感じたイベントでした。