悩みを書き出して、主語が自分ではない悩みは、解決できないからすべて消す

主夫になってから主婦の子育てのつらさを身をもって感じます。

育児中のお母さんの悩みで、

 「子ども以外の大人と話す機会がない」

というのがあります。
これ、本当にしんどいな。と実感しています。

人とおしゃべりするのが好きなタイプではないのですが、
子どもとだけ話していて、パートナーとも用件の話をするか、愚痴を聞く。
ぐらいしか会話をしてないのです。

そうすると自分の中にはどんどん蓄積されていってパンク。

でもこの状況は一般的な主婦と同じですよね。
ママ友になるパパ友がいませんが、逆にママ友づきあいが苦という方もいますし。

世の中のお父さんは家に帰ってきても、奥さんの話は聞かない。
男性の方が家では愚痴らないとは思いますが、仕事が忙しいと殆ど顔を合わせない。という話も聞きます。

でも、「働いて帰ってきたから家のことをしない」ことを責めたり、「働いて帰ってきたんだから労をねぎらえ」とか。そういうことではないんです。何にも解決しませんよね。

家事育児も仕事も大変だと思うんです。
それは事実なので。
でもお互い鬱々してしまうのでどうにかしないといけない。

そんなわけで読んだのがこちらの本


医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣 宮島賢也


「薬を使わない精神科医」としてファザーリング・ジャパンのメーリングリストに度々登場していたので、見つけてすぐ手に取りました。
そして私も根本的に「薬で治る」とは思っていなかったので。それは「対処療法」になっているからですが。以前の職場の人や友人でも鬱になってしまう人がいましたが、やっぱり「薬が効いた」みたいな話は効きません。
(ちなみに私たちはうつ病ではなく、軽いうつ症状が出るだけだと思っています)

本の内容ですが、薬より考え方や習慣を変えればうつは消えていく。というものです。
その考え方や習慣なんですが、私にとって新しいものはありませんでした。

というのも、殆ど今まで読んだ本で書いてあることなんですよね。

「相手は変えられない」
「ポジティブな考え」
「身体のサインにしたがって休む」
etc

どれもどこかで一度は聞いてるようなことなんですが、これが「うつ予防になる」と思って読むと、また変わってきます。わかっていたのに出来ていない自分に気づきましたし、それを当てはめてみたらスッと落ちるのがあありました。

「書き出した悩みのうち、主語が自分ではない悩みは、自分では解決できないからすべて消してましょう」
これはとある主婦の方に効果のあった言葉です。
夫と子どもに対する不満によりうつになっていたそうですが、この言葉の通りにすると、悩みが一つも残らなかったそうです。

・・・自分も筋金入りの主夫だなと思いました。

「相手は変えられない(変えられるのは自分だけ)」という言葉はよく耳にしますが、上記の方法は職場の人だとか様々なケースでも使えると思います。
そのほかにも、「自分のため」や「うれしいこと」を優先する。という話も主夫・主婦の方にはいいんじゃないかと思います。

これらは色んな本に出て来る内容なので、うつじゃない人にもプラスになる考えです。
こうやって一度思考の整理をするのは大事ですね。