主夫は尖がった職業

主婦ではなく主夫をみる世間の目は様々です。

全く態度が変わって腫れ物に触れるように挨拶されるようになったり、逆に以前よりフレンドリーに挨拶してくれる方もいます。
どちらも特に説明はしていないのですが、やはりこの年の男が昼間に歩いているのは目につきますよね。

帰省した際に父親に近況を報告したのですが、自分は兄姉の中では自由人(遊び人?)と思われているので、
「気楽だなぁ〜」
ぐらいのことを言われました。

同時に、
「好きになれない仕事を続けてもなぁ・・・」
という、一部理解はあったようです。

話していて「男=外で稼いでくる」という方程式のど真ん中をいっているんだなぁ。
と感じました。時代的にそうだとうろは思うのですが。


今でも大半の人の考えは「男が稼ぐ」かもしれませんが、先日会った友人は
「主夫?ずっとシェフだと思って話聞いてたわ〜。主夫とは時代の先端だね」
と言っていました。

なかなかここまでの柔らかさを持った人間には会いません。


「いいな、楽そうで」

みたいなことを言われると、どうもしっくりこない。というか不本意に感じていたのですが、やっとわかってきたのは、

「だらだら勤め続ける方がよっぽど楽」

だと思うからです。

特別な収入があるわけではなく、家計も苦しいです。
この状態で主夫になるのは収入も減るし、リスクも滅茶苦茶高いし、すごく勇気のいる行動です。

精神的にはちっとも楽じゃなく、思考停止して適当に働いているほうがよっぽど楽なんだけどなぁ。

それでもやりたいこと、優先したいことを大事にするために、仕事を辞めました。


そんなところで父親との共通点を感じました。
仕事人間だった父親も「理想のために」働いていたのは一緒なんだろうなと。
自分と「理想」が全然違っただけで。
まぁ、当然私は父親の悪い点も見ているので真似する気はないですし・・・
でも「好きな仕事をがむしゃらに続けてきた」というのはなかなかいい人生だと思います。

自分もそうなれるよう、今後の道を進みたいと思います。