できる範囲

大人になるとやる前に結果を予想します。
子どもはできるかどうかは考えず、まずやってみます。


大人は「やりたいことができたから」と急に仕事を辞めて、
新しいことを始めたりしません。
それは先々収入が得られないと食べていけないから。


子どもは良いか悪いかもわからずやってしまうこともたくさんあります。
だから大人にはできない悪いこと、残酷なことをすることもある。


大人は経験則があるから「できる範囲」を決めてしまいます。


だから、自分の「できる範囲」がわからないと気づきました。


今やっていこうとしていることは、経験がないんです。
推測するための経験もない。
だから「できる範囲」ということを聞くと「?」が付く。


やったことがないからできる範囲はわからない。


当たり前なんだけど、そこに「できる範囲」があると思い込んでしまう。
本来大人だって成長や時間などのものさしを変えてあげれば
やりたいことに対して、


できる事(だけ)をやる。


という考えだけではなく、


できる範囲を広げる。


という選択肢も当然ある。
でも大人になると前者を無意識に選んでしまう。


それは
「やらなければいけないこと」が多くて「やりたいこと」が少ない(と思っている)から。
気づくと「やりたいこと」すら「やらなければいけないこと」になっている。


だから「できる範囲」は動的に考えたい。
だから「やってみること」を重視したい。